ICON (IPL・フォトフェイシャル)

当院では、米国サイノシュア社製のICONを使用しています。数多あるIPL・フォトフェイシャル機の中でも非常に高い出力を照射できる機種で、切れ味が非常に良く、従来は難しいとされていたような色調のシミにも反応します。強力な冷却装置があるため、安全な照射が可能です。
多様な疾患へのアプローチが可能な複合機で、当院では①Max G (IPL・フォトフェイシャル)、②XD Microlens (1540フラクショナルレーザー/Skin revitalization)、③MAX R (医療脱毛)の3種類のハンドピースでの施術が可能です。

ここでは、シミ、赤み、ニキビ・ニキビ痕などに効果のあるMax G (IPL・フォトフェイシャル)についてご説明します。

効果

  • シミやそばかすなどのメラニン病変の改善
  • 毛細血管拡張症、赤ら顔、酒さ、にきび痕の赤みなどの血管病変の改善
  • 肌のハリ、キメ、毛穴などを改善し、肌全体を若返らせる効果

シミ治療

IPL治療は、Qスイッチやピコなどのレーザー治療に比べ痛み、ダウンタイムが少ないため、無理なく顔全体に照射することが可能で、広範囲にシミがある方、レーザー治療を受けていることを知られたくない方におすすめの治療です。
※肝斑のある方、ADMなどについては、その他の治療をご案内させていただきます。

赤み治療

赤みの治療には従来Vビームというレーザーが主流ですが、ICONでも赤み治療ができます。血管系の色調(赤)にしっかりと熱を送り、高い治療効果が期待できます。酒さなどで顔の広範囲に赤みがあるけれど、自費のVビームはちょっと…という方にもおすすめの治療です。当院にはVビームⅡもありますので、どちらも選んでいただくことが可能です。

施術頻度

まずは1か月~1か月半の間隔で、3~5回の施術を行います。その後は肌を良い状態に維持するために、3~6か月おきの施術をおすすめします。ピーリング、イオン導入、フラクショナルなどの他の施術と併用していただくと効果的です。定期的な施術で、肌の若返りを目指します。

副作用・注意事項

  • 副作用:赤み、熱感、水疱形成、炎症後色素沈着、肝斑、毛嚢炎など
  • 光線過敏のある方は副作用が出やすくなるため、必ず事前にお伝えください。
  • ほくろや刺青は薄くなったり、取れたりすることがありますので、支障がある場合は照射前にお申し出ください。
  • 施術中、個人差はありますが、輪ゴムではじく程度の痛みがあります。
  • 照射後赤みがでることがありますが、数時間~2日程度で消失します。
  • 照射後にシミが肌表面に浮き上がった状態になり、色が濃くなったり、砂状のかさぶたがついたりする場合がありますが、1~2週間で自然に脱落していきます。
  • 洗顔、メイクなどは当日から可能です。
  • 施術後は日焼け止めを使用いただき、紫外線をさけてください。

施術できない方

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • てんかん発作の既往がある方
  • 施術前後1か月の間に極度の日焼けをした方、予定がある方
  • 施術部位に感染性病変、傷、癌などがある方
  • 光感受性を高める薬を使用している方
  • 金の糸が入っている方、金製剤による治療歴がある方

ICON (フラクショナルレーザー)

当院では米国サイノシュア社製のICONによるフラクショナルレーザー(波長 1540nm、Er:Glass)を使用しています。ICONは非常に高い出力を照射できる機種で、強力な冷却装置があるため安全な照射が可能です。当院にはICON用の3種類のハンドピースがありますが、フラクショナルレーザーではXD Microlensを使用します。真皮に点状の熱凝固を生じさせることで、組織の収縮、創傷治癒過程による組織のリモデリングが促され、コラーゲンの増生と老化した肌の若返り(皮膚の入れ替え)が起こります。レーザーは波長が長いほど肌の深部まで届きますが、ICON1540はたいへん長い波長なので、皮膚深部にしっかりエネルギーを送り、高い効果を発揮することができます。さらに、肌表面の痛みや赤みなどを最小限に抑えることも可能です。
ICON1540の一番の特徴は、ダウンタイムが短くかさぶたができにくいことです。CO2フラクショナルレーザーのようなダウンタイムに抵抗がある方でも施術可能です。

効果

  • ニキビ痕の凹凸、毛穴の開きの改善
  • 妊娠線、瘢痕などの改善
  • 肌表面の引き締め効果(小じわ、たるみ、帯状毛穴、肌質の改善)
  • リフトアップ、法令線の軽減

施術回数・頻度

1か月~1か月半の間隔で、5~10回の施術を行います。その後は肌を良い状態に維持するために、3~6か月おきの施術をおすすめします。ピーリング、イオン導入、IPLなどの他の施術と併用していただくと効果的です。
定期的な施術で、肌の若返りを目指します。

副作用・注意事項

  • 副作用:赤み、腫れ、かさぶた、炎症後色素沈着、肝斑、毛包炎など
  • 施術中、個人差はありますが、輪ゴムではじく程度の痛みがあります。ご希望の方は表面麻酔テープ、麻酔クリームをご使用いただけます。
  • 施術後の赤みは、通常1~2日で消退します。
  • 施術後に微細な点状皮内出血、ハンドピースの形状痕が残ることがありますが、1週間程度で目立たなくなります。
  • 洗顔、メイクなどは当日から可能です。
  • 施術後は日焼け止めを使用いただき、紫外線をさけてください。
  • 施術後1週間は照射部へのマッサージやピーリング等は避けてください。

施術できない方

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 施術前後1か月の間に極度の日焼けをした方、予定がある方
  • 施術部位に感染性病変、傷、癌などがある方
  • 金の糸が入っている方、金製剤による治療歴がある方

ICON(医療脱毛)

当院ではサイノシュア社製のICON(MAX R)による医療脱毛を行っています。
ICONはIPLの中でも非常に高い出力を照射できる機種で、レーザーと同等の高い脱毛効果が期待できます。エステ光脱毛と異なり高出力で施術可能なため、短期間で確実な効果が期待できます。

  • 強力な冷却装置があるため、痛み・熱傷リスクを最小限に抑え、安全な治療が可能です。
  • 照射面が大きいため、従来のレーザー脱毛に比べても施術時間が少なくスピーディーな脱毛が可能です。
  • ジェルの使用が不要なので、ジェルを塗られる不快感もありません。
  • ICON脱毛では、脱毛と同時に肌質改善(美白・美肌)効果も得られます。

脱毛のメカニズム

熱が毛根部のメラニン色素に吸収され、毛に隣接する立毛筋付着部(Bulge)や毛母細胞を含む毛包に熱影響を与えて破壊することで、脱毛効果が得られます。

治療回数

毛の太さ、部位などにより異なりますが、毛周期にあわせ1~2カ月の頻度で照射し、5~6回が平均的な治療回数です。

  • 毛は毛周期(成長期、退行期、休止期)を繰り返しており、1回の照射で全体の約20~30%程度の成長期にある毛根に効果があります。
  • 毛周期は部位や代謝機能によってそれぞれ違いますので、部位や個人差によって脱毛回数が異なります。

注意事項

  • 脱毛当日までに施術部位のシェービングをお願い致します。剃り残しがある場合、その部位を避けて照射することがございますのでご了承ください。当院でのシェービングはしておりませんので、ご自身でお願い致します。
  • 色素のない毛(白髪や金髪)には反応しませんのでご了承ください。
  • 毛抜き、脱毛ワックス等は脱毛周期が乱れ、脱毛効果が下がってしまいますので、使用しないようお願い致します。
  • 脱毛箇所は外出時には日焼け止めを塗るなど紫外線対策を行い、日焼けを避けるようお願いいたします。
  • 日焼けの状態によっては照射を延期する場合がございますのでご了承ください。
  • 生理期間中は肌トラブルや痛みが強く出やすいのでなるべく脱毛は避けていただくのが無難です。
  • レーザー照射により、黒子、アートメイクなどが薄くなる可能性がありますので事前にお申し出ください。

副作用

赤み、腫れ、かゆみ、毛嚢炎、熱傷、色素沈着、色素脱失、硬毛化など。

照射後皮膚トラブルが生じた場合は、診察させていただきますので受診をお願い致します。
診察には診察代がかかります。薬が処方される場合別途薬代がかかりますのでご了承ください。

施術できない方

  • 妊娠中、授乳中、生理中の方
  • ケロイド体質の方
  • 照射前後1か月の間に極度の日焼けをした方、予定がある方
  • 光線過敏症(SLE等)
  • てんかん発作の既往歴がある方
  • 施術部位に感染性病変、傷、癌などがある方
  • ペースメーカーを入れている方
  • 刺青、アートメイク部位
  • 出血性疾患がある方、抗凝固剤を内服中の方
  • 金の糸が入っている方、金製剤による治療歴がある方